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お葬式辞典

23 三十五日まで

後飾りの祭壇は、灯明や線香の火に特に注意しましょう。

四十九日までは中陰といわれ、故人の霊がまだしずまらない期間ですから、後飾りの祭壇は仏間か居間に忌明けまで飾っておきます。故人だけを供養するための祭壇ですから、飾っている間はできるだけ灯明や線香の火は絶やさないようにします。しかし、お出かけの際やお休みになる前には、必ず消すよう注意しましょう。


二七日から六七日まではお寺様と親族でお勤めしましょう。

初七日からその後七日目ごとに法要を営みます。
二七日(14日目)、三七日(21日目)、四七日(28日目)、五七日(35日目)、六七日(42日目)、七七日(49日目)となります。

この七日目ごとの法要をするのは、冥土の死者が死後の世界の行き先を決定する"七つの関門"があり、七回の審判を受けるということによります。一般には、三十五日、四十九日の法要を営みます。いずれも、お寺様と主だった親族を中心としてお参りしていただきます。


遺族は一定の期間を喪に服しましょう。

近親者に不幸があった時は、亡くなられた日から一定の期間を喪に服するわけですが、"忌"と"服"に分けられています。忌は日常の行為を慎しみ、服は慶事を慎むものです。


年賀欠礼のあいさつをしましょう。

四十九日までを忌中、死後一年間を喪中とし、喪中には祝いごとには欠礼するしきたりです。服喪は、追悼のために慎しみの心を現わすものですから、結婚式などのおめでたい席には出ないとか、喪中につき年賀を欠礼する旨のハガキを出します。先方が年賀状を書く前に届くよう、12月初めまでには出しておきたいものです。
個人が年賀状を出していた人や喪主が日頃から交際していた人などに、手ぎわよく出しましょう。
もし、行き違いで先方から年賀状が届いた時は、受取ってもかまいません。